トップ > 観光魅力・イベント > 文化財・歴史 > 埋蔵文化財 > 久留米の遺跡を歩こう「高良山神籠石」
更新日:2022年03月07日 11時09分
神籠石(こうごいし)とは、山に巨石が並べられている遺跡のことで、「鬼が造ったもの」であるとか、「神域の結界を表すもの」であるなどと言われていましたが、現在では、飛鳥時代ごろに作られた山城であると考えられています。高良山の神籠石は、ほかの神籠石にさきがけて、学会に報告され、神籠石という遺跡の名前の発祥となりました。それ以後、他地域の類似する遺跡も神籠石と呼ばれるようになりました。
高良山には、神籠石以外にも見どころが満載です。さらに、参拝や山歩きのお客様が多いので、道が何本も開かれており、とても歩きやすい山です。天気のいい日はぜひ高良山を歩いてみてください。
このパンフレットは、平成21年度に久留米で開催された「神籠石サミット」時のパンフレットです。「神籠石サミット」とは、全国の神籠石系山城を有する自治体の代表が集まって、その史跡の保存や活用を検討する会合です。平成21年時点では、第4回目を数え、神籠石(こうごいし)の名前の由来ともなった「神籠石の発祥の地」久留米市で、大会が開催されました。パンフレットでは、同時開催されたシンポジウム「神籠石の成立とその背景」で講師の方々が講演された内容をまとめています。