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更新日:2024年12月06日 17時01分
ストレスとは、こころに負担がかかるような出来事や状況(ストレッサー)によって、人の内部に生じる緊張状態です。
ストレスを上手く対処できた場合は、こころは元に戻りますが、ストレスの力が大きすぎたり、長時間、力がかかり続けると、こころと体は疲れてしまい、元に戻りにくくなってしまいます。
ストレスの原因となるものや感じ方は、人によって様々です。
【職場で】
人間関係のトラブル:上司と部下の対立、セクハラ、パワハラなど
役割・地位の変化:昇進・昇格、配置転換、出向など
重い責任の発生:仕事上の事故や失敗など
仕事の質・量の変化:長時間労働や人事異動、トラブル発生など
【職場以外で】
自身の出来事:病気や家庭不和、事故や災害など
住まいや生活の環境の変化:単身赴任、転居、騒音など
金銭問題:多額の借金やローン、収入減など
自身以外の出来事:家族や親族、友人などの死や病気など
精神的な疲労やストレスは体の不調の原因にもなります。まずは、自分自身の状態を把握し、「自分のストレス」に気づくことがポイントです。
「こころのセルフチェック」で、心の健康状態をチェックしてみましょう。3分でできます。
「こころのセルフチェック」はこちらから
簡易ストレス度チェックリスト(桂・村上版)(SCL-KM)
あなたの診断結果はいかがでしたか。「ストレスを抱えているな」と気づいたら、できるだけ早めに対処していきましょう。
ストレスとうまく付き合うためには、バランスの取れた食事と良い睡眠、適度な運動などの規則正しい生活による、健康の基礎固めが大切です。また、運動はネガティブな気分を発散させ、こころと体をリラックスさせ、睡眠リズムを整えます。
【睡眠】
【食事】
【運動】
ストレスを感じるとき、私たちは物事を固定的に考えてしまうことがあります。「必ずやらなければ・・・」と考えて、上手くいかないときには強いストレスを感じてしまいます。実際にできていること、上手くいっていることに目を向けてみましょう。
日頃からストレスが発散できるよう、自分にあったストレス解消法を見つけていきましょう。コツをいくつか紹介します。
マインドフルネスとは、こころのセルフケア方法の1つで、「今、この瞬間に意識を向けること」をいいます。私たちは、過去や将来のことを考えて悩んだり、不安になったりします。マインドフルネスを行うことで、今に意識を集中させ、余計な感情を手放し、不安やストレスを軽減させることができます。
詳しくは、こころの健康を保つ マインドフルネス実践動画の配信についてをご覧ください。
自分で対応できない問題に直面したときは、ひとりで解決するには多くの時間と労力がかかってしまいます。信頼できる人や専門家に相談することが大切です。