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更新日:2022年03月07日 11時04分
梅の花今盛りなり思ふどち挿頭にしてな今盛りなり
意訳:梅の花が今盛りだね。気の合う仲間たちよ、頭に挿して遊ぼうよ!梅の花が今盛りだからね!
この歌は、新元号「令和」の由来となった天平二年梅花の宴で、当時の筑後国府の長官だった葛井大成(ふじいのおおなり)が詠んだ歌です。筑後国府は奈良時代に各国に設置された役所の一つであり、現在の久留米市合川町から御井町一帯にありました。
筑紫歌壇の万葉歌人葛井大成百済(くだら)王族の子孫であった葛井大成は、万葉集に3首掲載されている歌人でもあり、筑紫万葉歌壇の主要な人物です。天平2年当時、筑後国府の長官でした。筑後国府は、大宰府に最も近い国の役所であり、葛井大成は大宰府の大伴旅人のもとに頻繁に通って親交を深めていたようです。もっと詳しく天平2年梅花の宴と葛井大成について知りたい方は「新元号「令和」と久留米の意外なつながり万葉歌人葛井大成」(865キロバイト)をご覧ください。
筑後国府跡についてもっと知りたい方は、久留米の遺跡を歩こう「筑後国府跡」をご覧ください。