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インフルエンザ流行「警報」が発表されました
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更新日:2024年12月24日
10時59分
インフルエンザの流行について
インフルエンザは例年12月〜3月にかけて流行のシーズンを迎えます。福岡県における、感染症発生動向調査(第50週:令和6年12月9日~12月15日)において、インフルエンザの定点医療機関当たりの患者報告数が35.40となり、流行発生警報の基準である「30」を超えたことからインフルエンザ警報が発表されました。
今後、さらなる感染拡大に注意し、予防することが大切です。
福岡県内のインフルエンザ発生状況(福岡県感染症情報センター)
福岡県内の感染症週報(福岡県感染症情報センター)
(注意)定点あたり報告数とは、1週間あたりのインフルエンザ報告数を定点医療機関で割った数です。
インフルエンザの症状
急な発熱、悪寒、頭痛、関節痛、筋肉痛などの全身の症状が突然現れます。また、のどの痛みや鼻汁、咳などの症状もあります。
小児や高齢者、基礎疾患をお持ちの方などは、症状が重症化することがありますので、ご注意下さい。
インフルエンザにかかったら
患者さんの場合
- 咳やくしゃみなどの症状がある人は、不織布マスクを着用し、『咳エチケット』を心がけましょう。
- 早めにかかりつけ医などの医療機関を受診しましょう。
- 処方された薬は、指示通りに最後まで服用しましょう。
- インフルエンザは、発症前と発症してから3〜7日間は、ウイルスを排出しているといわれています。そのため、その期間は外出を控えましょう。
家族や看病する方の場合
- 患者さんと接する時は、マスクを着用し、看病後は手洗いを心がけましょう。
- 可能であれば、患者さんと別の部屋で過ごしましょう。
(参考)
学校保健安全法では発症後5日を経過し、かつ、解熱後2日を経過するまで(ただし、保育所や幼稚園に通う幼児は「解熱後3日を経過するまで」)を出席停止期間としています。
感染予防について
手洗いの励行
- 感染予防は手洗いが基本です。特に、咳やくしゃみを手で押さえた際や、鼻をかんだ後、外出後などは、手洗いをしっかり行いましょう。
- 石けんを使い、指先から手首、指の間まで念入りに15秒かけて洗いましょう。
- インフルエンザウイルスは、アルコールによる消毒でも効果が高いため、アルコール製剤による手指消毒も効果的です。
飛沫感染対策としての咳エチケット
- 咳やくしゃみを他の人に向けて発しないようにしましょう。
- 咳やくしゃみが出るときは、できるだけマスクをつけましょう。とっさの咳やくしゃみの際にマスクがない場合は、ティッシュや腕の内側などで口と鼻を覆い、顔を他の人に向けないようにしましょう。
流行前のワクチン接種
- インフルエンザワクチンは、感染後に発症する可能性を低減させる効果と、発症した場合の重症化防止に有効と報告されています。
環境や体調の管理
- 十分な栄養や休養をとり、体力や抵抗力を高めましょう。
- 空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つことも効果的です。
- インフルエンザが流行してきたら、特に高齢者や基礎疾患のある方、妊婦、疲労気味、睡眠不足の方は、人ごみや繁華街への外出を避けましょう。
【参考】
高齢者インフルエンザ予防接種のページ(久留米市ホームページ)
令和6年度今シーズンのインフルエンザ総合対策(厚生労働省ホームページ)
インフルエンザQ&A(厚生労働省ホームページ)
インフルエンザ予防啓発ポスター(久留米市版)(438キロバイト)
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