トップ > 健康・医療・福祉 > 保健・衛生・動物愛護(保健所) > 骨髄ドナー・臓器提供 > 骨髄(こつずい)バンク事業にご協力をお願いします
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更新日:2024年09月18日 11時29分
骨髄バンク事業は、血液の病気などのため「骨髄移植」などが必要な患者さんと、骨髄の提供を希望するドナーをつなぐ公的事業です。事業者として、公益財団法人 日本骨髄バンクが主体となり、日本赤十字社および地方自治体の協力で行われています。
赤血球にA・B・O・ABという4種類の血液型があるのと同様、白血球にもHLAといわれる型があり、その組み合わせは数万通りも存在します。造血幹細胞移植を行うには、提供する方と患者さんのHLA型が適合している必要があります。
適合するドナーが見つかる確率は兄弟姉妹間でも4分の1、血のつながっていない他人になると数百から数万分の1です。
令和6年現在、日本骨髄バンクにドナー登録されている方は全国で約55万人です。登録されている方は40代、50代の登録者が多く、若年層の登録が伸び悩んでいます。提供可能年齢が55歳までであるため、10年以内に約22万人が「登録取り消し」になります。
毎年約2,000人の方が骨髄バンクドナーからの移植を必要としており、そのうち実際に移植を受けることができる方は約2人に1人です。
移植を希望するすべての患者さんがチャンスを得るためには、一人でも多くのドナー登録が必要です。
移植を必要とする主な病気としては、「白血病」「骨髄異形成症候群(こつずいいけいせいしょうこうぐん)」「悪性リンパ腫」「再生不良性貧血」などがあります。抗がん剤などの治療では治らない患者さんが移植を必要としています。
私たちの体内を循環する血液には、全身に酸素や栄養素を運んだり、老廃物を体から排出したり、出血を止めたり、ウイルスなどの感染を防御したりするなど、生きていくために必要な機能があります。
血液は骨の内側にある骨髄というスポンジ状の組織で造られ、骨髄の中には赤血球や白血球、血小板といった血液細胞のもとになる「造血幹細胞(ぞうけつかんさいぼう)」が存在しています。この造血幹細胞に異常が起こり、正常な血液を造れなくなると、免疫が機能せず感染症にかかりやすくなったり、出血しやすくなったりします。
こうした血液の病気の治療法には、薬による治療のほか造血幹細胞を健康なものに置き換えて血を造る機能を回復させる「造血幹細胞移植(ぞうけつかんさいぼういしょく)」があります。ドナーと患者の間で行われるのは、「骨髄移植」や「末梢血幹細胞移植」と呼ばれる造血幹細胞移植です。
注意:太い神経である「脊髄(せきずい)」に針を刺すことはありません。
名称 |
住所 |
電話番号 |
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献血ルーム 天神西通り |
福岡市中央区大名1-15-1 天神西通りスクエア地下1階 |
092-921-1400 |
献血ルーム キャナルシティ |
福岡市博多区住吉1-2-25 キャナルシティ ビジネスセンタービル1階 |
092-921-1400 |
献血ルーム おっしょい博多 |
福岡市博多区博多駅中央街2-1 博多バスターミナル8階 |
092-921-1400 |
献血ルーム くろさきクローバー |
北九州市八幡西区西曲里町3-1 イオンタウン黒崎1階 |
093-631-1211 |
献血ルーム 魚町銀天街 |
北九州市小倉北区魚町1-3-3 白樺ビル |
093-631-1211 |
嘉穂・鞍手保健福祉環境事務所 |
飯塚市新立岩8-1 |
0948-21-4815 |
ドナーの方には、事前の健康診断や骨髄等の提供のため数日の通院または入院が必要となります。
従業員の方が安心して骨髄等の提供ができるよう、「ドナー休暇(骨髄提供のための有給休暇制度)」の導入にご協力いただきますようお願いします。
ドナー公欠制度は、学生の方が授業や出席日数を心配せずに、コーディネートのために大学や専門学校を休むことができる、いわば「学生向けドナー休暇制度」です。通院日や入院日だけでなく、医療機関への移動日も公欠扱いとしている学校もあります。「ドナー公欠制度」導入にご協力いただきますようお願いします。
詳しくは日本骨髄バンクホームページ:ドナー休暇・公欠制度についてをご覧ください。
助成事業については、久留米市ホームページ:骨髄等移植ドナー助成事業をご覧ください。