トップ > 健康・医療・福祉 > 保健・衛生・動物愛護(保健所) > 精神保健 > 9月10日~16日は自殺予防週間です
更新日:2024年08月22日 10時00分
9月10日は、世界自殺予防デーです。
日本では、毎年9月10日から16日までの一週間を自殺予防週間と定め、自殺を防ぐための普及啓発活動に取り組んでいます。
自殺を防ぐためには、市民の皆様がこころの居場所を持ち、孤独にならないことがとても大切です。一人ひとりが、身近な人の変化に気づき、みんなでいのちを守る取り組みを広げていきましょう。
保健予防課では、市民の皆様に向けたメッセージ動画を作成しました。動画のモデルは男の子ですが、誰かに相談したり、助けを求めたりすることは、性別や年齢に関係なく、決して恥ずかしいことではありません。悩みを抱えたり、ストレスを感じたりしたときは、一人で抱え込まずに周りの人に「SOS」を出してほしいという思いを込めました。ぜひご覧ください。
全国では、年間2万人を超える方の命が自殺により失われ、久留米市でも年間50人前後の方が自殺により亡くなっています。近年の自殺者数は減少傾向にありましたが、令和2年はコロナ禍の影響もあるためか全国同様、久留米市でも自殺者数が増加し70人となっています。令和3年には62人、令和4年には50人、令和5年には52人の方が自ら命を絶っており、深刻な状況が続いています。(出典:地域における自殺の基礎資料)
何の前ぶれもなく突然自殺する人は少なく、自殺を考えている人はさまざまなサインを発していることが多いものです。自殺を予防するためには、家族や友人など身近な人が、早期に自殺やうつ病のサインに気付き、まずはひと声かけることが大切です。
大切な人に気になる様子はありませんか。変化に気づいたら声をかけて、話を傾聴してみてください。そして、必要であれば、適切な相談窓口につなぎましょう。
話を傾聴してみて、本人の意思を尊重しながら、必要であれば専門の相談窓口への相談を勧めてみてください。専門の相談窓口につないだ後も、変わらず見守っていることを伝え、安心してもらうようにしましょう。
もしも、あなたや周りの方が悩みを抱えて困っているときは、気軽に相談できる場所があります。相談方法もいろいろなものがあるので、ご希望の窓口を選んで、まずは話してみませんか。
久留米市保健所では、心の悩みや不安などをお持ちの方、またはそのご家族等からの相談をお受けしています。
悩みを抱えている人のサインに気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守ることのできる人のことを「ゲートキーパー」といいます。資格等は必要ありませんので、皆さんも大切な人にとっての「ゲートキーパー」になってみませんか?
ゲートキーパーについてもっと知りたい方はゲートキーパーになろう!をご覧ください。
久留米市のゲートキーパーの取り組みについてはゲートキーパー研修の取り組みをご覧ください。