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更新日:2023年05月19日 11時31分
本市は、広域合併などを背景に都市の規模を拡大し、平成20年4月に中核市へと移行しました。しかしながら、少子化の進展に伴う人口減少や超高齢社会の到来、不安定な経済状況など、市を取り巻く社会情勢は大きく変わってきています。併せて、地球環境への負荷軽減、防災意識の高まり、量より質を求めるなど、行政に対する市民ニーズにも大きな変化が見られます。
こうした様々な社会情勢の変化に対応できる交通体系の構築を図っていくために、自動車や公共交通などの様々な移動手段における総合的な都市交通施策の指針が必要となっています。
そのため、久留米市都市交通マスタープランは、将来の目指すべき都市交通の目標像とその実現に向けた施策の方向性を定め、本市における都市交通施策の指針として策定しました。
将来の交通を考えるうえでは、本市の充実した公共交通網を活かし、『自動車に頼りがちな生活』から『公共交通や自転車等の交通手段を適度に組み合わせた生活』へ誘導していくことを基本的な方向性としています。
この基本的な考えのもと、「都市活力の向上」、「安全・安心な暮らしの実現」の視点により、都市交通の2つの基本目標を定めています。また、これらの基本目標を実現するために、「市民等・交通事業者・行政の協働」の視点による、取り組み姿勢を定めています。
2つの基本目標を実現していくための8つの基本方針と施策の方向性
交通施策の推進にあたっては、自らの移動による「自助の交通」、助け合いによる「共助の交通」、行政からの交通サービス提供による「公助の交通」の3つの助け合いを踏まえ、市民等、交通事業者、行政の3者が適切な役割分担を行い、連携・協働のもと、取り組みを進めていきます。
都市交通マスタープランの実現に向けて、短期(5年以内)に事業を実施又は開始し、効果を発揮すべき主な短期重点施策を基本目標、基本方針毎に定めています。
なお、短期重点施策の事業実施にあたっては、本市の財政状況を勘案しながら、限られた財源を有効に活用することが必要であり、緊急性・重要性の高いものから優先的に実施していくとともに、事業の効率的、効果的な執行を確保していきます。
また、各施策の実施体制については、実施主体と関係機関が十分な協議・調整を図り、連携・協力しながら進めていきます。