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スポーツ活動中の熱中症に気を付けましょう
更新日:2024年04月25日
15時18分
スポーツ活動中の熱中症に気を付けましょう
依然として熱中症による被害が発生しています。
熱中症は、スポーツ等の活動前に適切な水分補給を行うとともに、必要に応じて水分や塩分の補給ができる環境を整え、活動中や終了後にも適宜補給を行うこと等の適切な措置を講ずれば十分防ぐことが可能です。
また、熱中症の疑いのある症状がみられた場合には、早期に水分(塩分を含んだスポーツ飲料など)の補給、体温の冷却、病院への搬送等適切な処置を行うことが必要です。
熱中症とは
熱中症に関する基礎知識や熱中症警戒アラートについては、保健所健康推進課の作成した「熱中症には、くれぐれもご注意ください!!」をご覧ください。
スポーツ活動中の熱中症予防5ヶ条
- 暑いとき、無理な運動は事故のもと
気温が高いときほど、また同じ気温でも湿度が高いときほど、熱中症の危険性は高くなります。
また、運動強度が高いほど熱の産生が多くなり、やはり熱中症の危険性も高くなります。
暑いときに無理な運動をしても効果はあがりません。
環境条件に応じて運動強度を調節し、適宜休憩をとり、適切な水分補給を心掛けましょう。
- 急な暑さに要注意
熱中症事故は、急に暑くなった時に多く発生しています。
夏の初めや合宿中の初日、あるいは夏以外でも急に気温が高くなったような場合に熱中症が起こりやすくなります。
急に暑くなったら、軽い運動にとどめ、暑さに慣れるまでの数日間は軽い短時間の運動から徐々に運動強度や運動量を増やしていくようにしましょう。
- 失われる水と塩分を取り戻そう
暑いときには、こまめに水分を補給しましょう。汗からは水分と同時に塩分も失われます。
スポーツドリンクなどを利用して、0.1パーセントから0.2パーセント程度の塩分も補給するとよいでしょう。
水分補給の目安として、運動による体重減少が2パーセントを超えないように補給します。
運動前後に体重を測ることで、失われた水分量を知ることができます。
運動の前後に、また毎朝起床時に体重を測る習慣を身につけ、体調管理に役立てることが勧められます。
- 薄着スタイルでさわやかに
皮膚からの熱の出入りには衣類が影響します。暑いときには軽装にし、素材も吸湿性や通気性のよいものにしましょう。
屋外で、直射日光がある場合には帽子を着用するとよいでしょう。
防具をつけるスポーツでは、休憩中に衣類をゆるめ、できるだけ熱を逃しましょう。
- 体調不良は事故のもと
体調が悪いと体温調節能力も低下し、熱中症につながります。
疲労、睡眠不足、発熱、風邪、下痢など、体調の悪いときには無理に運動をしないことです。
また、体力の低い人、肥満の人、暑さに慣れていない人、熱中症を起こしたことがある人などは暑さに弱いので、注意が必要です。
学校で起きた熱中症死亡事故の7割は肥満の人に起きており、肥満の人は特に注意しなければなりません。
引用:熱中症を防ごう - JSPO (japan-sports.or.jp)
熱中症が疑われる症状
- めまい
- 失神
- 頭痛・吐き気
- 筋肉痛・筋肉の硬直
- 大量の発汗・高体温
- 倦怠感・虚脱感
熱中症が疑われる症状が現れた場合
- チェック1:意識の確認
- 「意識がある」場合は、涼しい場所への避難、脱衣と冷却をする。 チェック2へ
- 「意識がない・返事がおかしい」場合は、救急隊の要請をする。涼しい場所への避難、脱衣と冷却をして医療機関へ搬送する。
- チェック2:水分を自分で摂取できるか
- 「摂取できる」場合は、水分・塩分を補給する。 チェック3へ
- 「摂取できない」場合は、医療機関へ搬送する。
- チェック3:回復したか
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