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久留米の魚市場で仕入れを行う料理人が、調理師を目指す高校生に特別授業

更新日:202410181006


「魚を究める」 魚のプロに一歩前進

久留米市と福岡県魚市場株式会社(久留米市地方卸売市場水産物部卸売業者)は、福岡県立久留米筑水高等学校で特別授業「魚を究める 魚のプロに一歩前進」を行いました。

講師を務めてくれたのは、久留米の魚市場(久留米市地方卸売市場水産物部)で仕入れを行っている料理人のお二人です。

授業を受けたのは、「食物調理」に関する様々な知識や技術を学び、調理師資格の取得を目指す食物調理科の3年生です。

この特別授業は、高校のカリキュラムでは扱わない魚の実演と実習を通し、プロの料理人を目指す皆さんの調理技術の向上と、魚料理への興味関心を深めてもらうことを目的としています。

特別授業の内容

  1. フグの調理、ヒラメの五枚おろしの模範実演
  2. イカの調理実習(下処理・刺身・げその天ぷらまで)
  3. ヒラメの調理実習(講師がおろした切り身を皮引き・造り身にする)

実演(フグ・ヒラメ)

まずは、福岡県魚市場株式会社から、調理する魚の産地などについて説明。生徒の皆さんは、魚のプロからの説明を熱心にメモしていました。

福岡県魚市場株式会社から魚の説明

次にフグ調理の実演。フグの調理師免許は都道府県の条例で定められていることや、調理するにあたって大事なことなどの説明をしながら、フグ調理師免許を持っている講師が素早い手捌きで丁寧に調理していきます。

講師がフグをさばく 講師がフグの説明
次にヒラメを卸します。まず、包丁でうろこだけを取る「すき引き」を披露。魚の身に負担をかけずにうろこを取ることができるこの方法は、鮮魚店で行われることは少なく、主に料理人が行う、まさにプロの技です。その後五枚におろしていきます。

講師がヒラメをさばく 講師がヒラメの説明

生徒の皆さんの眼差しは真剣そのもので、プロの料理人である講師から少しでも多くの技術を学ぼうとする熱意が伝わってきました。

実習

続いては生徒の皆さんの実習です。イカの下処理から、お刺身とげその天ぷらを作るところまで自分たちで行います。また、講師が先ほどおろしたヒラメの柵を引いてお造りにします。二人の講師は各班を回り、「まな板は都度洗ってふき取り、常に清潔な状態にしておくこと」など料理人として基本的かつ重要な事柄や、「せっかくなら色々な切り方をして、味や食感が違うことを体験してみてね」などとアドバイス。毎日厨房に立ち、お客さんを最高の料理でもてなす講師のアドバイスに、生徒の皆さんはその都度「はい!」と大きな返事をして早速実践していました。

イカの下処理 イカをお刺身にする

お互いに教えあったり講師に質問したりしながら手際よく調理し、美味しい料理ができあがりました。

料理が完成

生徒の感想(一部抜粋)

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