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更新日:2022年11月22日 10時13分
3月第2木曜日は世界腎臓デーです。腎臓病は、人類の健康を脅かす重大な病気であるにもかかわらず、自覚症状に乏しく、その恐ろしさはあまり知られていません。そこで、腎臓病治療の大切さを広く認知してもらうことを目的に、2006年に腎臓財団国際連合と国際腎臓学会によって定められました。
腎臓のはたらき(KYOWA KIRIN「知ろう。ふせごう。慢性腎臓病」)
慢性腎臓病(CKD)は、Chronic Kidney Diseaseの頭文字をとったもので、慢性に経過するすべての腎臓病を指します。その特徴は、
このような特徴があることから、近年注目されています。
5分でわかるCKD(YouTube 久留米市公式チャンネル)でも紹介しています。
動画視聴の後はCKDクイズ(久留米市電子申請サービス)にも挑戦してみてください!
腎臓の障害(蛋白尿など)または、腎機能低下(腎臓の働きが健康な人の60%以下に低下)が3か月以上続く状態をいいます。
つまり、
をいいます。
新たな国民病、「慢性腎臓病(CKD:Chronic Kidney Diseae)」(KYOWA KIRIN「知ろう。ふせごう。慢性腎臓病」)
慢性腎臓病(CKD)が怖いのは、初期は「自覚症状が無い」ことです。気づいたときには既に病気が進行していることがほとんどです。
腎臓は生命の維持に重要な働きを担っており、血圧の調整、体内の水分量やミネラルの調整、老廃物の排出などの働きがあります。つまり、私たちが生きていく上で、「かん腎(かんじん)」な役割を果たしています。
健康な体を維持していくためにも、手遅れになる前に、自分の体を定期的に健診で確認し予防することが大切です。
慢性腎臓病(CKD)は病状がかなり進行しないと自覚症状が現れません。早期発見のためには、健診及び定期的に腎機能を確認することが大切です。腎機能は、尿中の蛋白質の濃度を調べる尿検査と、血液中のクレアチニンを調べる血液検査でチェックすることができます。
腎臓の働きをしらべるeGFRの測定(KYOWA KIRIN「知ろう。ふせごう。慢性腎臓病」)
年に一度健康診査を受けることで腎臓の状態を確認できるだけでなく、慢性腎臓病(CKD)の要因でもある高血圧症や糖尿病の早期発見にもつながります。また、生活習慣を振り返るチャンスでもあります。ぜひ毎年健診を受け、生活習慣の見直しにお役立てください。
詳細は、久留米市が実施する特定健康診査とがん検診の案内が記載されている『けんしんガイドブック』のページをご覧ください。