トップ > 計画・政策 > 人権・同和問題・男女平等 > 人権啓発 > 共に生きる(広報紙) > シリーズ【47】多様な性で自分らしく生きる
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更新日:2025年03月28日 10時00分
LGBTQ(性的少数者)への差別や偏見のない社会の実現を目指して啓発活動を行う黒部美咲さんに聞きました。
体は男性として生まれましたが、心は女性のトランスジェンダー(出生時に身体的特徴などで割り当てられた性別と性自認が異なる人)です。幼い頃から葛藤してきましたが、45歳で性別適合手術を受け、戸籍の性別も女性に変えました。
本当の自分(女性)として生きたいと思い、職場でカミングアウト(自分の性的指向や性自認を公表して生活すること)することに。その前日は、どんな反応をされるだろうか、認めてもらえるだろうかと緊張しました。いざ、上司に「女性として、女性の姿で働く」と言うと、「そうなんや」と一言。あっさり受け入れてもらえ、拍子抜け。けれど、他部署の社員などからじろじろと見られたり、女性用トイレを使って警備員から呼び止められたりしました。理解してもらうには少し時間がかかりましたけど、カミングアウトしたことに後悔はありません。
多くのトランスジェンダーにとって、トイレなどの男女別の施設利用は大きな悩み。自分の心の性と違う性別の施設を使いたくないだけなんですが、周囲にはそれをよく思わない人も。もちろんトランスジェンダーだから全てが許されることはありません。だから、多目的トイレの整備など周りの協力があるととても助かります。全部対応するのは難しくても、代わりにこうできるよ、とできることを一緒に考えてもらえたらうれしいです。
気付いていないだけで、LGBTQ当事者は、身近にいます。差別されることを恐れ、言い出せないのです。それを乗り越えてカミングアウトした当事者の「心の性で生きたい」という思いに、できるだけ寄り添ってもらえるとありがたいです。
多様な性を認める社会の雰囲気ができて、全ての人が自分らしく生きやすくなればいいですね。
「性の多様性について正しく知ってほしい」と語る黒部さん
黒部さんからのメッセージ
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