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更新日:2024年03月26日 13時37分
DVとは、英語の「Domestic Violence (ドメスティック・バイオレンス)」の頭文字を取って略したものです。一般的には「配偶者や恋人など親密な関係にある、又はあった者から振るわれる暴力」という意味で使用されます。
「結婚していない交際相手からふるわれる暴力」のことを、「デートDV」と言います。デートDVは、特別なことではなく、中学生、高校生など若い人のあいだでも起きています。
「好きだから、気持ちを通じ合わせたい」「一緒にいたい」というのと、「自分の思いどおりに動いてほしい」「独り占めしたい」と相手をコントロールしたり、「自分のモノ」として扱うのは違うことです。相手をコントロールしたり、「自分のモノ」として扱ったりすることは、交際相手に対する「暴力」である「デートDV」にあたります。
一口に「暴力」といっても様々な形態が存在します。これらの様々な形態の暴力は単独で起きることもありますが、多くは何種類かの暴力が重なって起こっています。また、ある行為が複数の形態に該当する場合もあります。
身体的暴力 |
殴ったり蹴ったりするなど、直接何らかの有形力を行使するもの。 平手でうつ |
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精神的暴力 |
心無い言動等により、相手の心を傷つけるもの。 大声でどなる |
性的暴力 |
嫌がっているのに性的行為を強要する、中絶を強要する、避妊に協力しないといったもの。 見たくないのにポルノビデオやポルノ雑誌をみせる |
経済的暴力 | 生活費を渡さない、借金をさせるなど 外で働くなと言ったり、仕事を辞めさせたりする 生活費を細かくチェックする |
社会的暴力 | 電話やメールを細かくチェックする 許可なしで外出させない 家族や友人とのつきあいを制限する |
DVは、重大な人権侵害であり、決して「他人事」ではなく、誰にでも起こりうる問題です。どんな理由があっても、暴力は決して許されるものではありません。
「こんなことで相談してもいいのかな…」、「自分にも悪いところがあったから…」、「私だけが我慢すればいい…」などと一人で抱え込まないでください。
不安や心配なその気持ちを話せる場所があります。
気になることがあれば、一人で悩まず、専門の相談窓口へ相談してみましょう。
また、あなたの家族・友人・知人がDVの被害を受けていたら、自分で解決しようとせずに、専門の相談窓口への相談を勧めましょう。早めの相談が重大な被害を防ぎます。