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更新日:2022年08月31日 09時26分
1.一般会計補正案の提案について
皆さん、おはようございます。
本日、追加提案をさせていただきました、第81号議案・平成22年度一般会計補正予算(第1号)案についてご説明をいたします。
ご案内のとおり、本年4月20日、宮崎県におきまして、牛・豚などの偶蹄類(ぐうているい)が感染する家畜伝染病である口蹄疫が発生いたしました。
その後、家畜伝染病予防法に基づきまして、国や発生自治体を中心に、懸命な感染予防措置が続けられておりますが、未だ終息には至っておりません。
そうした状況を受け、政府は、6月4日に口蹄疫対策特別措置法を公布、即日施行し、国や都道府県が強制的にワクチン接種後の家畜を殺処分できるようにするなど、被害拡大を防ぐための措置を講じますとともに、発生農家や搬出制限区域内等の農家に対しまして、殺処分家畜に対する手当金の支給や、家畜疾病経営維持資金の融資枠を拡大するなどの経営支援策を講じております。
搬出制限区域等以外におきましても、九州のほとんどの地域で家畜市場が閉鎖され、子牛の取り引きができなくなるなど、畜産農家の経営に影響が及んでおります。そのため、6月17日、私が本部長を務めます久留米市口蹄疫対策本部会議を召集し、感染防止に万全を期すための、久留米市としての行動計画を策定いたしますとともに、市内の畜産関係団体等で構成されます、「久留米市口蹄疫対策連絡会議」のご意見を踏まえながら、市内の畜産農家の皆様への支援について検討を行いました。
その結果、久留米市独自の経営支援策を講じる必要があるとの判断に至ったところでございます。
具体的な経営支援策といたしましては、口蹄疫の影響で運転資金に不足を来たしておられます、久留米市内の畜産農家の皆様に、資金(200万円限度)を貸し付けます、久留米市管内の5つの農業協同組合に対しまして、3年間を限度として融資に係る利子補給を行います、「口蹄疫緊急対策資金支援事業」の実施でございます。
この事業におきましては、利子補給の期間が次年度以降にわたりますことから、平成22年度から平成25年度までの債務負担行為の設定をお願いするものでございます。
債務負担行為の限度額は、新規貸し付けに係る利子補給額でございます。
以上をもちまして、平成22年度一般会計補正予算(第1号)案の提案理由の説明を終わります。
なにとぞ、慎重なるご審議の上、満場のご賛同を賜りますよう、お願いを申し上げます。
(平成22年6月29日)