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令和元年度に発行された文化財調査報告書販売のご案内

更新日:202110261048


令和元年度に久留米市教育委員会が発行しました「久留米市文化財調査報告書」を販売していますので、ご案内いたします。いずれの報告書も販売部数に限りがあります。購入ご希望の方はお早めにご注文されますよう、お願いいたします。

令和元年度刊行図書販売一覧

  1. 鑓水(やりみず)遺跡第1次調査報告(久留米市文化財調査報告書第413集)
    鑓水遺跡は、耳納(みのう)山地から派生する丘陵上の遺跡です。縄文時代後期後半から晩期にかけての土坑やピット、中世の屋敷の周囲を二重に囲むと推定される14世紀前半に埋没した溝が発見されました。
  2. 令和元年度久留米市内遺跡群(久留米市文化財調査報告書第414集)
    高三潴(たかみずま)遺跡第7・8次調査(動物遺存体編)、筑後国府跡(ちくごこくふあと)第294次調査、大園(おおぞの)遺跡第6次調査、速水(はやみ)遺跡第3次調査の報告と、高三潴(たかみずま)遺跡第11次調査の概要報告を収録しています。高三潴遺跡第7・8次調査は江戸時代に細形銅剣(ほそがたどうけん)が出土した塚崎貝塚(つかざきかいづか)の近辺を調査し、弥生時代の動物遺存体や幼児人骨が出土しました。また、人骨を分析した結果、当時の人々が陸産物・海産物ともに食べていたことがわかりました。
  3. 筑後国府跡(ちくごこくふあと)第293次調査報告(久留米市文化財調査報告書第418集)
    高良山から派生する低位段丘北端部の合川町中郷(なかごう)地区を調査しました。調査の結果、掘立柱(ほったてばしら)建物4棟、竪穴(たてあな)建物1軒、土坑1基を発見、竪穴建物はカマドから1.8メートル延びる長い煙道(えんどう)を持つこともわかりました。
  4. 高三潴(たかみずま)遺跡第5次調査報告(久留米市文化財調査報告書第419集)
    標高6メートルの低位段丘上を調査しました。弥生時代中期から後期までの甕棺墓(かめかんぼ)25基、土壙墓(どこうぼ)5基、石蓋土壙墓(いしぶたどこうぼ)4基、石棺墓(せっかんぼ)8基からなる42基の埋葬遺構(まいそういこう)が発見されました。甕棺墓1基からは鉛(なまり)ガラス製の連玉(れんだま)や小玉が出土しました。
  5. 久留米城外郭(くるめじょうそとくるわ)遺跡第23次調査報告(久留米市文化財調査報告書第420集)
    標高11メートルの低位段丘上に位置する久留米城外郭(くるめじょうそとくるわ)を調査しました。久留米市立篠山(ささやま)小学校校舎建設に伴い、近世後期に御作事方(おさくじかた)役所が存在した場所を発掘し、近世の井戸や土坑のほか、16世紀後半から同末までに埋まった大溝が確認され、鯱瓦(しゃちほこがわら)も出土しました。この大溝や瓦は、地元国衆(くにしゅう)が築造した城を、天正(てんしょう)15(1587)年に久留米城主となった小早川(毛利)秀包(ひでかね)が改修した段階の久留米城の遺構・遺物と考えられ、実態がほとんど知られていない戦国から安土桃山期までの久留米城の縄張りを解明する成果が得られました。さらに、周辺で未確認であった弥生時代中期後半から後期前半までの集落跡も確認されました。
  6. 久留米城外郭(くるめじょうそとくるわ)遺跡第4次調査報告(久留米市文化財調査報告書第421集)
    久留米城外郭(くるめじょうそとくるわ)中央部の侍屋敷地(さむらいやしきち)を調査しました。土坑8基、埋甕(うめがめ)3基、溝状遺構1条、池状遺構1基が発見されました。18世紀代の長さ5.6メートル、幅3.65メートル、深さ2.2メートルの大型土坑から、陶磁器、古銭、金属製品、木簡(もっかん)などの木製品が大量に出土しました。
  7. 久留米市埋蔵文化財調査集報20(久留米市文化財調査報告書第422集)
    夫婦塚(みょうとつか)遺跡第1・2次調査、南薫西(なんくんにし)遺跡第9次調査、横道(よこみち)遺跡第13次調査の成果を収録しています。夫婦塚(みょうとつか)遺跡1次調査では、掘立柱(ほったてばしら)建物6棟、溝7条、井戸4基などの遺構が発見されました。掘立柱建物は2間四方の総柱建物(そうばしらたてもの)3棟と、縦2間、横1間の建物2棟が柱筋(はしらすじ)をそろえて並び、官衙(かんが)に関連する集落と考えられます。夫婦塚(みょうとつか)遺跡第2次調査は第1次調査地と谷を挟んだ対岸にあり、別集落の周縁部を調査し、掘立柱(ほったてばしら)建物1棟などが発見されました。南薫西(なんくんにし)遺跡では8世紀後半から9世紀前半の南北棟建物1棟が確認され、第9次調査地点から南方200メートルにある第6次調査地点で確認した集落の広がりが捉えられました。
  8. 久留米市文化財保護課年報Volume.15(平成30年度版)
    平成30年度に久留米市が実施した文化財保護事業の概要を収録しています。あわせて「享保五年六月洪水土石流災害関連資料」と題し、久留米市教育委員会が所蔵する「筑後国久留米領当六月廿一日洪水山汐ニ而田畑損毛所々破損之覚」全文と「石原日記」から関連記事を翻刻し収録しています。
販売図書の価格一覧表
書名 価格 重さ ページ数 厚さ
413集 1,650円 236グラム 56ページ 0.5センチメートル
414集 2,300円 428グラム 72ページ 0.9センチメートル
418集 850円 118グラム 24ページ 0.2センチメートル
419集 3,500円 440グラム 144ページ 0.8センチメートル
420集 2,900円 442グラム 88ページ 0.8センチメートル
421集 2,700円 394グラム 80ページ 0.5センチメートル
422集 2,550円 378グラム 92ページ 0.7センチメートル
久留米市文化財保護課年報Volume.15 1,400円 318グラム 64ページ 0.5センチメートル

販売図書の購入方法

久留米市役所での購入と郵便による通信販売がございます。なお、完売の場合もありますので、事前に電話や電子メール、FAXで在庫をご確認ください。詳しくは【有償刊行物】一覧と購入方法のページをご覧ください。

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 市民文化部文化財保護課
 電話番号:0942-30-9225 FAX番号:0942-30-9714 電子メール(専用フォーム)でのお問い合わせ

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