トップ > 健康・医療・福祉 > 保健・衛生・動物愛護(保健所) > 動物愛護 > 飼い主のいない猫の不妊・去勢手術支援事業について
更新日:2024年05月29日
10時58分
市内の公園や住宅地等で見かける猫の多くは、人に飼われておらず、放置しておくと過剰に繁殖してしまうおそれがあります。もともとは飼い猫であったものが逃げ出したまま戻ってこなかったり、捨てられた結果です。猫は屋内で飼うことが原則ですが、逃げ出した場合に備え、迷子札などをつけて飼い主が分かるようにし、むやみに繁殖しないよう不妊・去勢手術を施してください。また、猫を捨てると動物愛護管理法により罰せられます。
猫は繁殖力が強く、年間10頭以上の子猫を産むこともあります。飼い主のいない猫の繁殖を抑えなければますます増え、鳴き声や糞尿等被害が解消せず、地域の生活環境を悪化させてしまいます。また産み落とされた子猫が動物管理センターに持ち込まれ、殺処分せざるを得ない場合もあります。
市ではこのような状況を少しでも改善するため、久留米市獣医師会(「獣医師会」)と協働で、飼い主のいない猫の繁殖抑制を目指す住民やボランティアの取組みを支援しています。福岡県獣医師会は、動物愛護等さまざまな活動を行ってきましたが、平成22年から「おうちへかえろうプロジェクト(犬猫の過剰繁殖問題対策委員会)」を立ち上げて、飼い主のいない犬や猫を増やさないための取り組みを行ってきました。その一環として協力獣医師と県民ボランティアが連携し、飼い主のいない猫に不妊去勢手術を行うにあたって、費用の一部を助成する「あすなろ猫事業」を実施しています。平成28年度からは委員会名を「いのちをつなぐ委員会」に変更して、多頭飼育崩壊や高齢者のやむを得ない中途飼育放棄などの新たな課題への対応を行ってきました。
飼い主のいない猫の不妊・去勢手術費用について、その一部を市と獣医師会で負担することにより手術料金を安価に設定し、手術を受けさせようとする方の負担を軽減します。
項目 | 内容 |
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申請できる方 | 久留米市内にお住まいの個人又は久留米市内で活動する団体(猫の保護ボランティアや被害にお困りの事業所等)のいずれか |
対象となる猫 |
久留米市内の公園などに棲みついており、概ね4ヶ月齢以上で、特定の飼い主がいないと認められる猫 (第1期150頭、第2期80頭)(飼い猫は対象となりません) |
手術料金(申請者の負担額) |
オス 5,500円 メス 11,000円(令和元年10月1日から料金を改定しました。) 猫の状態によっては、ノミ・ダニの駆除やワクチン接種の費用が別途必要になることがあります。 |
申請受付期間 |
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申請受付場所 |
申請の際には、本人確認書類(運転免許証、保険証等)を持参してください。 |
申請書及び誓約書 |
【申請書】及び【誓約書】(199キロバイト) 押印を廃止しております。申請者及び確認者の自署による署名が必要です。 また、申請書に加えて、誓約書を一緒に提出する必要があります。 |
詳しくは【令和6年度版案内チラシ】をご覧ください。(237キロバイト)
久留米市では公益財団法人どうぶつ基金が手術費等を全額負担する「さくらねこ無料不妊手術事業」に参加し、地域猫活動を行うボランティア団体等と連携してTNR事業を実施しています。
公益財団法人どうぶつ基金が不妊手術・ワクチン・ノミ駆除薬の費用を全額負担する「さくらねこ無料不妊手術事業」に参加し、地域猫活動を行うボランティア 団体等と連携して TNR 事業を行います。 「さくらねこ無料不妊手術事業」とは、飼い主のいない猫に対し「さくらねこTNR (Trap/捕獲し、Neuter/不妊去勢手術を行い、Return/元の場所に戻す、その印 として耳先をさくらの花びらのように V 字カットする)」を実施することで,繁 殖を防止し,「地域の猫」「さくらねこ」として一代限りの命を全うさせ,飼い主 のいない猫に関わる苦情や,殺処分の減少に寄与する活動です。
公益財団法人どうぶつ基金の詳細に関しては「公益財団法人どうぶつ基金のホームページ」をご確認ください。
餌を与える行為だけで「飼い主」とはいえませんが、その行為がもたらす結果について何もしないのは、社会通念上からも無責任と言えるのではないでしょうか?
猫も人間と同じです。食事をとらなければ生きていくことができませんが、食事をとれば、必ず糞や尿をします。一度、ご自身が管理されている猫たちが、どのように行動しているか把握してみてください。餌を与えている場所近くの敷地に入って、毎回糞や尿をして不快臭を放っているかもしれません。畑や花壇を荒らしているかもしれません。倉庫に入って商品に傷をつけているかもしれません。
餌場の片付けをすることはもちろんですが、まずは、その地域にお住まいの方々ときちんとコミュニケーションをとってみてください。そして、その方々のご意見にも耳を傾けてください。被害を受けている方への配慮を忘れると、トラブルの元となり、結局は猫が悪者になるという残念な結果になってしまいます。