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3月は「自殺対策強化月間」です 

更新日:202403011039


 3月は、例年自殺者が多い傾向にあります。その理由は、多くの企業の決算期に当たり、仕事上の問題や経済的な問題を抱える人が増えるためと言われています。また、就職や転勤、進学、引っ越し、家族や友人との別れなど生活環境が大きく変化し、ストレスを受けやすい時期に当たることも、自殺者が増える要因と言われています。
 国では、3月を「自殺対策強化月間」と定め、自殺を防ぐための普及啓発活動に取り組んでいます。

久留米市では、自殺は「社会全体の問題」として自殺対策に取り組んでいます

ご存知ですか?自殺の現状

 全国では、1年間に自殺で亡くなる人の数が平成10年に3万人を超えました。その後、自殺対策基本法などが策定され、様々な取り組みがなされてきたこともあり、平成22年以降は10年連続で減少し、2万人台で推移していました。新型コロナウイルス感染症の感染拡大後、令和2年に増加に転じ、令和3年はやや減少したものの、令和4年は増加しています。久留米市では、例年50人前後の人が自殺で亡くなっていましたが、全国同様、令和2年は70人と増加しました。その後は減少傾向にあるものの、依然として50人前後の命が自殺により失われています。

久留米市の自殺者数の年別推移

出典:地域における自殺の基礎資料

大切ないのちを守るために知っておきたいこと

自殺予防のためにあなたができること

 自殺を防ぐためには、孤独にならないこと・孤立させないことがとても大切です。みなさん一人ひとりが ゲートキーパー になり、身近な人の変化に気付き、みんなでいのちを支えあっていきましょう。

ゲートキーパー とは、悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援(保健所等の専門機関への相談を勧めるなど)につなげ、見守る人のことです。

悩みを抱えている人は、一人で問題を抱え込み、助けを求める力が弱くなりがちです。
1.身近な人の「いつもより元気がない」「表情が暗い」などの変化に気づいたら、声をかけてください。
 「最近どう?」「忙しい?」など声をかけてもらえることで、つらい気持ちを話せるきっかけになることがあります。
2.まずは相手の話をゆっくり聴いてください。
 悩んでいる人は話を聴いてもらうだけでも楽になることがあります。
 話を聴いた上で、「よく頑張ったね」「ひとりじゃないよ」と声をかけると、気持ちが軽くなることがあります。
3.必要に応じて相談機関などにつないでください。
 つなぎ先のご相談は、保健所保健予防課へご連絡ください。

久留米市保健所で実施している相談

 久留米市保健所では、毎日の生活の中で起きてくる様々な心の悩みや不安などをお持ちの方、またはそのご家族の方等からの相談をお受けしています。

その他の相談窓口

 対面だけではなく、電話やSNS相談など、私たちの周りには様々な相談窓口があります。ご自身で利用したり、周りの人に勧めたりして、ぜひご活用ください。

大臣からのメッセージ

自殺対策強化月間に向けて、厚生労働大臣等から皆さんへ向けたメッセージです。

このページについてのお問い合わせ

 健康福祉部保健所保健予防課
 電話番号:0942-30-9728 FAX番号:0942-30-9833 電子メール(専用フォーム)でのお問い合わせ

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