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(第7号)消費生活あっ!とLINE
更新日:2024年07月11日
11時43分
キャッシュレスのアレコレ
クレジットカード、電子マネー、スマホ決済。現金を使わない支払い、いわゆるキャッシュレス決済は私たちの生活に広がっています。コンビニやスーパーマーケットでの買い物、ネットショッピングなどで利用する機会も増え、さらに、キャッシュレス決済を入り口として、ポイント付与やサブスクリプションなど多様なサービスも展開されつつあります。
自分にとって有益なものを適切に取捨選択することで、より便利で豊かな生活をおくることができるようになりますが、決済サービスの仕組みを知り、メリット・デメリットを意識しておくことも大切です。
キャッシュレス決済の例と留意点
店舗やインターネット通販などでの利用と支払いのタイミングにより、キャッシュレス決済は主に、プリペイド(前払い)、クレジット(後払い)、デビット(即時払い)に分けられ、それぞれ気を付けることがあります。
- プリペイド(前払い)
- 電子マネーとも呼ばれています。
- 磁気カード型、交通系や流通系のICカード型、ICをスマートフォンに搭載したモバイル型、○○ペイと呼ばれるQRコード型、○○ギフトカードとしてコンビニなどで見かけるコード番号を用いるもの(ネット上で使えるプリカ、サーバ型)が主な例です。
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特に「ネット上で使えるプリカ」は匿名性が高いため、誰がチャージ(入金・購入)し、利用したのか分かりません。そのため、いったん、相手に伝えたコード番号(すなわちお金)を取り戻すことは大変困難となります。相手方に指示されても、絶対に、番号を伝えたり、指示された番号に入金したりしないようにしましょう。
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トラブルに気づいた場合には、「ネット上で使えるプリカ」を購入したことを証明するレシート等を保管した上で、早急にカード発行会社に連絡をしてください。チャージした金額の取り戻しは困難ですが、悪質業者へのお金の流れを止めることも重要となります。
- クレジット(後払い)
- 大部分がカード形式で提供されますが、カード情報のみ利用者に提供されるものや、スマートフォンでカード情報を管理するもの(カードが無いもの、カードレス)なども増えています。
- 支払い方法は、主に次の三種類があります。
クレジットの支払い方法
種類 |
支払い方法 |
手数料 |
一括払い |
商品等を購入した翌月(またはボーナス月)に一括して支払う |
一般的にかからない |
分割払い |
支払回数、月々の支払額を決めて支払う |
利用金額や支払回数に応じた手数料 |
リボルビング払い |
月々の支払額を一定額または一定率とする |
支払残高に応じた手数料 |
- 毎月一定額を支払うリボルビング払いは、追加利用をしても毎月の返済額が一定のため、何にいくら支払い、いつ返済が終わるのか分かりにくくなります。
- 「身に覚えのない請求がきた」との相談が多く寄せられます。トラブルに避けるためにも、次のことに気を付けましょう。
- 会員規約を読み、カードを適切に管理しましょう。
- カードを他人に(家族にも)貸さないようにしましょう。
- 紛失や盗難のときは、クレジット会社・警察にすぐに連絡しましょう。
- 利用明細は必ず確認しましょう。
- デビット(即時払い)
- デビットは銀行口座の残高で直接支払うことから、提供できるのは銀行と、銀行の許可を得た事業者(電子決済等代行業など)に限られます。
- 主に、ブランドデビット(ビザ、マスターカード、JCBのいずれかのブランドを持つ国際カード)、ジェイデビット(銀行のキャッシュカードを店舗での支払いに利用するサービス)、コード決済があります。
- 用語説明
- 「サブスクリプション」とは、定められた料金を定期的に支払うことにより、一定期間、商品やサービスを利用することができるサービスのことです。
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