トップ > 暮らし・届出 > 広報 > 広報取材日記 > 令和6年5月 広報取材日記
202405
更新日:2024年06月05日 09時10分
5月1日にエツ漁が解禁され、同日、エツ大師堂(城島町上青木)で感謝祭が行われました。城島の貴重な地域資源であるエツの恵みに感謝し、漁の安全と豊漁を祈願するため、毎年開催されています。神事の後は、エツ感謝祭実行委員会の髙山良徳委員長が骨切りを実演。筑後川に流した葦の葉がエツになったという弘法大師の伝説にならった行事も。
弘法大師に扮し、船から葉を流した城島総合支所長の中尾正利さんは「初夏の風物詩のエツを、ぜひ食べに来てほしい」と話しました。
5月5日、久留米市鳥類センター(東櫛原町)で子どもたちが「一日園長」を務めました。応募の中から選ばれた小学4年生から6年生までの5人。
一日園長は愛鳥週間(5月10日から16日)にちなんで動物愛護の精神を養うことを目的に、平成9年から行われています。毎年違う「お仕事」が用意されていて、今年の目玉はフラミンゴガイドでした。
お仕事を終えた松本隼人さん(写真1枚目中央)は「フラミンゴが昆虫を食べることを初めて知った。いろいろなことを学べて楽しかった」と話しました。
5月8日、三潴高校3年生88人が、高校前の敷地で土のう作りに取り組みました。城島土木組合が主催したもので、市が地域と協働で防災に取り組む「みんなで流域治水!」の一環。市消防団城島支団による実演のあと、生徒達は2人1組で袋に土を入れました。
20袋を作った生徒の1人は「土のうが誰かの役に立てば嬉しいです。災害に備えることが重要だと気づきました」と話しました。土のうは、希望する市民に提供されます。
5月15日(水曜日)から5月30日(木曜日)まで、本庁舎2階ホワイエで姉妹都市であるモデスト市との交流展示を行っています。これまでの交流を伝えるパネルや姉妹都市締結当時の共同宣言書、モデスト市からの寄贈品5点など。中でも25周年の際にモデスト市から寄贈された染絵は両市の見どころを色鮮やかに表現していて交流への思いを感じることができます。
また、30周年記念メッセージボードも設置しており、モデスト市への言葉を伝えることができます。
5月15日、久留米商業高で自治体経営ゲーム「シミュレーション2040」が行われました。生徒が自治体の課長に扮し、理想のまちをつくるため、2040年までの政策を議論するもの。政治や選挙への関心を高めることが目的です。
グループワークでは、「道の駅を中心としたまちの活性化」をスローガンに掲げ、「道の駅付近に温泉施設やゲームセンターなど、お年寄りも若者も集まる施設をつくる」、「商品は若い農業の担い手が育てた野菜にする」などの政策案が。ほかにも「住みやすいまち」を実現するため、「災害対策」に力を入れるなど、さまざまな意見が出ました。
5月19日(日曜日)、コスモすまいる北野で江戸時代に描かれた筑後川の治水計画が一日限定で初公開されました。公開されたのは、「筑後川水吐新川見積絵図」。当時の上弓削村(現・北野町上弓削)で庄屋を務めた家に伝来していたものです。令和6年3月26日に市に寄贈されました。
この絵図は、北野の庄屋たちが、蛇行する筑後川の氾濫対策を有馬藩に説明するために作成した資料。現在の東合川町から三潴町までの間に新川を通そうとした計画(写真2枚目の赤い線)が描かれています。工事費用だけでなく、新川の堤防にハゼの木を植え、ハゼろうの売却益を河川の維持費に充てる案など、相次ぐ水害から地域を守るための策が練られていました。
5月19日(日曜日)、市が地域と協働で防災に取り組む「みんなで流域治水!」が開催されました。今年で3回目の取り組み。過去最多の約900人、久留米土木協同組合をはじめとする11団体が参加し、排水路のしゅんせつや土のうづくりを市内12カ所で行いました。地域住民や大学生、市職員が溜まった土砂や雑草を集め、土木協同組合などが重機ですくい上げて、水の流れを良くしました。
初参加した渡部遥さん(久留米大2年)は、「思っていたより土砂や枯れ葉が多く、重かったです。今回のボランティア活動が、被害を減らすことにつながればと思います」と話しました。
5月13日から19日まで、「久留米市ユー・エス・イーカップ国際女子テニス2024」が開催されました。12の国と地域から88人の選手が出場。延べ3,000人を超える観客が見守る中、熱戦が繰り広げられました。18日のダブルス決勝では、ブルックス・マデリーンとグレイ・サラ・ベス(イギリス)ペアが、19日のシングルス決勝でベクタス・エミーナ(アメリカ)選手が優勝。ベクタス・エミーナ選手は本大会初の連覇を達成しました。
19日は元プロテニス選手の福井烈氏によるレッスンも。レッスンを受けた木高怜那さん(福岡市)は、「相手のショットをノーバウンドで返すコツなどが学べて、ためになった」と話しました。
4月27日から5月26日(日曜日)まで、石橋文化センターで「春のバラフェア」が開催されています。テーマは「充ち足りた時間×ワクワクする時間」。園内には超希少品種のカメオなど400品種、2600株のバラが咲き誇り、多くの来場者を魅了しています。
土日祝日には生演奏やワークショップ、マルシェなどのイベントが開催され、家族連れなど多くの来場者でにぎわっています。
来場した中村ひろ子さん(上津)は「毎年楽しみに来ています。さまざまな種類のバラがあり、芳醇な香りも楽しめるのが素敵ですね」と話しました。
5月21日、久留米市はAGCグラスプロダクツと進出協定を結びました。同社は、世界トップクラスの素材メーカー「AGCグループ」の中心的企業。全国18カ所の製造拠点で建築用加工ガラスを製造・販売しています。久留米工場は令和8年11月に事業開始の予定。
同社代表取締役の半田昌史さんは、「最新設備の工場で高品質の製品を作り、九州の元気に貢献したい」と展望を語りました。
5月24日、久留米大学御井キャンパス(御井町)で国際交流フォーラムが開催されました。市とモデスト市(アメリカ合衆国)の姉妹都市締結30周年記念事業の一環。在福岡米国領事館広報担当領事のストレイダー・ペイトン氏(左写真)や、モデスト姉妹都市国際交流委員会のビーバウト夫妻、久留米大学学生、元モデスト親善大使の計4名をパネリストに迎え、それぞれの国際交流活動紹介が行われました。ペイトン氏は「若者にとってホームステイなどの異文化体験は、国際交流の重要性が分かる貴重な経験。領事館として若者に様々な機会を提供できるよう尽力していきたい」と国際交流事業に対する思いを話しました。その後は、パネリストを含めた参加者で交流会を実施。学生生活の話をしたり、互いの文化を紹介したりして盛り上がりました。
5月25日、久留米市とモデスト市(アメリカ合衆国)の姉妹都市締結30周年を記念した合同音楽会がありました。両市の文化を楽しもうと、会場のえーるピア久留米に240人が来場しました。
第1部は、モデスト市の音楽家、アン・マーティンさん(写真右)とアリソン・ペルティエさん(左)が、ビオラとバイオリンの2重奏で7曲を披露。続いて、久留米連合文化会会員による箏の演奏や生け花の実演がありました。第2部は、明善高オーケストラ部とモデスト市の音楽家が合同で5曲を演奏。同高に在学した中村八大さん作曲で、アメリカでも有名な「上を向いて歩こう」が流れると、来場者も一緒に口ずさみました。
マーティンさんは「若い皆さんと一緒に演奏できて、素晴らしい経験になりました。今後も交流を続けていきたい」と話しました。