トップ > 暮らし・届出 > 上下水道 > 災害に備えて > 上水道の災害対策
0100
更新日:2024年01月17日 16時17分
災害等による、水道の被害は市民生活に大きく影響します。
久留米市企業局では、災害等による市民生活への影響を最小限にとどめ、水道が早期に安定かつ安全に供給できるよう危機管理基準を定め、対策の充実強化に努めています。
久留米市企業局では、毎年危機管理基準を基に職員の訓練を行い、危機管理意識の向上に努め、災害時に迅速に対応できるようにしています。
また、総合防災訓練にも毎年参加し、関係機関との連携強化に努めています。
地震発生により水道施設や水道管が破損し断水にならないように、水道管路や水道施設の耐震化などの対策を計画的に行っています。
平成7年の阪神・淡路大震災以降、地震による水道管の被害がないように平成9年度より耐震性に優れたNS形ダクタイル鋳鉄管(耐震管)を採用し、水道管の新設や取替を行う際に耐震継手による管路の耐震化を実施してまいりました。平成27年度よりさらなる改良を施したGX形ダクタイル鋳鉄管を採用しております。
上記の耐震管は、平成17年に発生した福岡県西方沖地震、平成28年に発生した熊本地震においても被害は発生しておりません。
地震による施設の破損により大規模な断水につながらないように、水道施設の耐震診断を平成21年度に実施し、その結果を踏まえて重要度の高い施設から順に平成28年度まで耐震化に取り組みました。
そのことにより、地震時でも施設への被害発生の抑制と、一定の浄水能力及び貯水容量を確保できることとなりました。
災害等の緊急時に対応できるよう、緊急給水車を2台備えています。
また、水の輸送先や仮設給水栓の設置先を仮設給水拠点として定めています。
緊急給水車
ガソリンエンジン 3名乗
ステンレス製タンク
積載量2,000リットル
災害時や緊急時等の飲み水輸送に使用します。
平成28年熊本地震時(熊本県上益城郡益城町)
平成29年九州北部豪雨時(福岡県朝倉市杷木)
復旧作業にあたり、情報収集体制・復旧体制等を定め、早期の復旧が図れるようにしています。
さらに、被害が大きい場合は、他都市や他事業所などからの応援を仰ぎながら迅速かつ安全な復旧作業に努めます。