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自転車から見える世界 第7回「パリ2024オリンピック自転車トラック競技」への期待

更新日:202407171000


みなさんこんにちは!くるめ自転車まちづくりアドバイザーの中野浩一です。
第7回目となる今回は、パリ2024オリンピック自転車トラック競技についてお話します。

パリ2024オリンピックの自転車トラック競技は、令和6年8月6日~11日(日本時間)に、パリ郊外にあるヴェロドローム・ド・サン・カンタン・アン・イヴリーヌという施設で行われます。

トラック競技では、バンクと呼ばれる傾斜のついた1周250mトラックを周回する形で、東京大会と同様、12種目(男女各6種目)が行われます。個人戦では、7人までの選手が先着を競う日本発祥のケイリン、2人で争うスプリント、4種類の複合で争うオムニアム、2人1組で交代しながら走るマディソンがあり、団体戦ではチームスプリントとチームパシュートがあります。

実は、今大会には、福岡県出身の選手が4人も選出され、そのうち、3人が久留米市祐誠高校出身の選手なんですよ。
祐誠高校の自転車競技の強さが伺えますよね。

中野さん写真

そのうち1人目は、チームブリヂストンサイクリング所属の今村 駿介(いまむら しゅんすけ)選手です。今村選手は、令和5年の世界大会やアジア選手権のメダリストで、今大会では男子チームパシュートに出場します。

2人目は、日本競輪選手会福岡支部・チーム楽天Kドリームス所属の内野 艶和(うちの つやか)選手で、女子マディソンと女子チームパシュートに、3人目は、早稲田大学・チーム楽天Kドリームス所属の池田 瑞紀(いけだ みずき)選手で、女子チームパシュートに出場します。内野選手と池田選手は、ともに久留米市のトップアスリート強化指定選手として市が応援し続けている選手です。

また、福岡県出身のもう1人は、早稲田大学・チーム楽天Kドリームス所属の垣田 真穂(かきた まほ)選手で、女子マディソンと女子チームパシュートに出場。福岡県出身の女子の3人は、チームパシュートでチームを組んでいて、令和6年2月に開かれたアジア選手権で優勝するなど活躍している選手なんです。
リザーブメンバーも含む男女15人の選手のうち、福岡出身の選手が4人も選出されたことは、とても嬉しく思いますね。

今大会では、12種目のほとんどの種目で入賞以上は見込めると思っています。特に、男女ケイリンは金メダル獲得が十分に期待できるでしょう。中距離種目は厳しい戦いになると思いますが、他の種目でもメダル獲得が期待できるので、ぜひ楽しみに待っていてください。多くの皆さまの応援をお願いいたします。

日本代表選手の出場種目
短中の別 種目名 出場選手
短距離種目 男子ケイリン 太田 海也選手、中野 慎詞選手
男子スプリント 太田 海也選手、小原 佑太選手
男子チームスプリント 太田 海也選手、小原 佑太選手、長迫 吉拓選手
女子ケイリン 太田 りゆ選手、佐藤 水菜選手
女子スプリント 太田 りゆ選手、佐藤 水菜選手
中距離種目 男子オムニアム 窪木 一茂選手
男子マディソン 窪木 一茂選手、橋本 英也選手
男子チームパシュート 今村 駿介選手、窪木 一茂選手、中野 慎詞選手、橋本 英也選手
女子オムニアム 梶原 悠未選手
女子マディソン 内野 艶和選手、垣田 真穂選手
女子チームパシュート 池田 瑞紀選手、内野 艶和選手、垣田 真穂選手、梶原 悠未選手
リザーブ 松田 祥位選手、梅川 風子選手

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