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セーフコミュニティとは?
更新日:2023年09月11日
08時36分
セーフコミュニティとは?
セーフコミュニティとは、「生活の安全と安心を脅かす事故やけがは、原因を追究することで予防できる」という理念のもと、地域の実情を、データ等を用いて客観的に評価・検証し、行政・関係機関、地域住民、各種団体・組織などが連携して「安心して生活できる安全なまちづくり」に取り組むことであり、国際セーフコミュニティ認証センターによる国際認証制度です。
セーフコミュニティの詳細については、一般社団法人日本セーフコミュニティ推進機構のホームページをご覧ください。
活動の特徴
セーフコミュニティには、これまで取り組んできた「安全・安心の向上」のための活動を活かしながら「予防」と「協働」に重点を置き、地域の実情にあった工夫や対策を取り入れていくといった特徴があります。
- 客観的な評価(データ分析等)を用い、地域の安全・安心に係る課題は悪やその対策の成果の検証を行う、より効果的な施策の実施
- 行政や市民、地域の様々な団体や組織が連携した、全市一体となった取組
効果
セーフコミュニティに取り組むことで、次のような効果が期待できます。
- 事故・外傷の減少や様々な予防活動により、安全・安心が向上します。
- 取組を通じて、行政、関係機関、地域住民、各種団体との協働が促進されます。
- 客観的なデータ等による評価・検証により、取組の効果が向上します。
- 国際基準に基づく安全・安心の取組を行う地域として、地域イメージが向上します。
セーフコミュニティの認証制度
認証のための6つの指標
セーフコミュニティの認証を取得するためには、国際セーフコミュニティ認証センターが示す次の6つの指標を満たす必要があります。
- ガバナンス
セーフコミュニティの仕組みが自治体の政策目標や組織と関連しており、行政や関係機関、市民などによる分野横断的な集団が、長期的・継続的な取組を進めている。
- サーベイランス
地域の安全安心に関する問題の把握、リスクの評価と予防対策の立案のため、傷害などの発生状況及びその原因に関するデータを収集している。
- 包括性
セーフコミュニティの考え方に基づき、行政や関係機関、市民などが、あらゆる性別・年齢・環境・状況を対象にした取組を進めている。
- ハイリスク
「人」、「場所」、「環境・状況」の視点から考えられるハイリスクの集団を対象にした取組を進めている。
- 評価
取組の工程や成果を評価し、取組を見直しながら、継続的に安全安心の向上を目指していくための仕組みを持っている。
- ネットワーク
国内外のセーフコミュニティ推進団体のネットワークに継続的に参加している。
セーフコミュニティの認証プロセス
- 首長による意思表示(活動開始宣言)
首長が、公式にセーフコミュニティ活動を開始することを宣言。
- 国際セーフコミュニティ認証センターに書簡を提出
セーフコミュニティ認証に向け、6つの指標に基づいた活動を開始する旨を記した書簡および自治体の概要説明を、セーフコミュニティ公認コーディネーターに提出。同コーディネーターが、書類等を国際セーフコミュニティ認証センターに提出。正式にセーフコミュニティ活動を開始したとみなされ、セーフコミュニティ認証待機リストに掲載される。
- セーフコミュニティ活動の展開 地域の安全・安心に向けた取組を、セーフコミュニティの6つの指標をもとに推進。国内または国外のセーフコミュニティ関連行事に参加。
- 認証申請書の提出 6つの指標に基づいた申請書をセーフコミュニティ公認コーディネーターに提出。同コーディネーターが内容を確認後、国際セーフコミュニティ認証センターに提出。受理された申請書は他国の公認コーディネーターによって審査。
- 現地審査の実施
審査員(セーフコミュニティ公認コーディネーター2名程度)に対し、申請書に基づいたプレゼンテーションを実施。また、審査員が実際に地域活動の様子を視察。最終的に、審査員は、申請書による書類審査と現地審査をもとに、認証の可否を審議。
- 認証式の開催
国際セーフコミュニティ認証センターの代表者、首長、その他関係者との間で「同意書」を交わすとともに、認証盾、旗、ピンバッジ等が授与される。
- 再認証に向けた取組の継続と推進
認証は、5年ごとに再認証の手続きが必要。また、毎年活動レポートを国際セーフコミュニティ認証センターに提出。
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