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更新日:2019年06月10日 09時54分
日本には約100種類の蚊が生息し、近年、国内での感染が確認された「デング熱」や、日本人旅行者が海外で感染した「ジカ熱」のウイルスを媒介する種類もいます。
蚊は、卵から幼虫を経てさなぎになるまで水中で育ち、10日から15日で成虫になります。蚊の発生を防ぐには、成虫を駆除するよりも、幼虫の「ボウフラ」が生息する場所を減らすことが効果的です。ボウフラは、植木鉢の皿やバケツ、古タイヤ、雨どい、空き缶、空き瓶、ペットボトルなどの水たまりにいます。
植木鉢の皿など、必要な水は数日ごとに入れ替え、必要の無い水をバケツなどにくみ置きしないようにしましょう。また、空き缶などを雨が当たらない所に片づけたり、雨どいや水路といった水がたまりやすい場所を定期的に清掃したりすることも効果があります。水たまりを無くして蚊の発生を防止しましょう。
デング熱やジカ熱のウイルスの媒介をするヒトスジシマカ
(写真提供 国立感染症研究所昆虫医科学部)