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更新日:2022年03月02日 11時52分
本市では、恵み豊かな自然環境を保全して将来世代に引き継ぐため、平成22年に環境基本計画を策定し、平成27年に一部見直しを行い、市民・事業者・市がそれぞれに役割を担い、連携・協働してさまざまな環境施策を実施してきました。
この間、気象災害の激甚化をはじめ、プラスチックごみによる海洋汚染、生物多様性の損失など、世界的な環境問題は深刻さを増しており、将来世代にわたる影響が強く懸念されています。よりよい環境を引き継ぐためには、環境負荷低減の取り組みを一層強力に進めることが必要です。
今後、5年間、「第三次久留米市環境基本計画」を環境行政の指針とし、市民・事業者の皆さまと協働して事業を実施し、「住みやすさ日本一 久留米」の実現を目指してまいります。
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久留米市環境基本条例第8条の規定に基づいて策定する、良好な環境の保全及び創造に関する施策を総合的かつ計画的に推進するための基本となる計画です。
また、久留米市新総合計画がめざす基本理念「水と緑の人間都市」の実現に向け、環境分野に関する計画及び施策を総合的に推進する計画ともなります。
本計画の期間は、2021(令和3)年度から2025(令和7)年度の5年間とします。なお、環境行政を取り巻く状況や社会情勢の動向に大きな変化が生じた場合には、必要に応じて見直しを行うこととします。
めざす環境像は『自然と人間とが共生し、持続的な発展が可能な都市・久留米』とします。
また、めざす環境像の実現に向けたまちの姿を『市民や事業者などすべての主体が高い環境意識を持ち、自ら取り組み、連帯して行動するまち(環境先進都市)』とします。
めざす環境像の実現に向けて、次の4つの基本目標と、各基本目標に共通する、人づくり・協働の仕組みづくりのため、「協働による持続可能な地域社会づくり」を設定します。
脱炭素社会の実現に向けて、再生可能エネルギーの利用や省エネなど、温室効果ガス排出量の削減に取り組みます。
(施策の方向)
(成果指標)久留米市の温室効果ガス排出量の削減
循環型社会の実現に向けて、廃棄物の発生抑制・再使用と再資源化に取り組みます。
(施策の方向)
(成果指標)市民一人一日あたりのごみ排出量
自然共生社会の実現に向けて、豊かな自然の恵みを将来にわたって享受できるよう、生物多様性の保全と持続可能な利用に取り組みます。
(施策の方向)
(成果指標)生物多様性の認知度
快適な生活環境を維持するため、健康で安全に暮らせる環境の保全、清潔で美しい生活空間の確保に取り組みます。
(施策の方向)
(成果指標)周辺環境の満足度
市民・事業者・市が協働して環境配慮行動の実践・促進に取り組みます。
(施策の方向)
(成果指標)クリーンパートナー登録者数
市が、重点的に取り組む施策として、3つの重点テーマを設定します。基本目標に定める施策を分野横断的に推進するもの、また、特に国際社会との協調が求められる環境問題で、その解決に向けて早急な取り組みが必要なものを選定しています。
「海洋プラスチックごみによる新たな汚染を2050年までにゼロ」に向けて、「プラスチック資源循環戦略」を踏まえ、市民団体や事業者など、さまざまな主体との連携・協働によるプラスチック削減に向けたプラスチックフリー&クリーン運動を展開し、市民・事業者の環境意識の向上に取り組みます。
「2050年に市域から排出される二酸化炭素排出実質ゼロ(ゼロカーボンシティ)」に向けて、市民・事業者と協働で地域の再生可能エネルギーの循環に取り組み、「久留米版エネルギー循環モデル」の構築をめざします。
SNS等を活用した情報発信や、市民や市民団体、事業者等が学びを通じて互いに交流ができるプラットフォームの構築に取り組みます。
本計画の進捗状況については、「久留米市環境審議会」に報告し、意見を求めるとともに、課題等については助言を受け、施策展開に反映していきます。
庁内においては、部局間連携を強化し、本計画の推進・進行管理を行います。